深見東州(半田晴久) 氏の年間イベント一覧
明るすぎる劇団東州定期公演2016は、5月に新国立劇場で開催

明るすぎる劇団東州定期公演2016が告知されていました。

今年は何をやってくれるのだろうという期待感がふくらみます。あまり期待をしては深見東州先生にご迷惑かなと思いつつ、今年もしばし夢の世界へと誘なわれてみたいと思います。

 

劇団東州定期公演2016

今年は、演目がすでに発表されていました。一つは「残酷な天使のナットウキナーゼ」で、名前だけで笑えそうな感じがしますが、中身は、全く見当がつきません。もう一つはシンプルに「へそ」となっています。

ワールドメイトのメルマガのタイトルは、とても長いものが多いのですが、明るすぎる劇団東州の演目のタイトルは、ほとんど単語一つのものが多いです。多くても、2つだったと思います。今回は、長いと言っても3つの文節ですが、珍しく長めのタイトルになっているようです。

 

明るすぎる劇団東州定期公演2009

 

ところで、明るすぎる劇団の過去の公演を知らない人もいるでしょうから、2009年の第1回目の定期公演から、少し振り返ってみたいと思います。

実は、2007年に、定期公演ではありませんが、旗揚げ公演をされていました。その時に小説「蜥蜴」の作品から多く上演され、かなりの強烈なインパクトがあり、今まで見たことないような演劇だなと思いました。あまり演劇を観に行かないので、余計にそう感じたのかもしれません。

言葉遊びによる面白さは戸渡阿見作品の大きな特徴ですが、それだけではなく、物語の意外な展開、全体を包む不思議な、シュールな感覚に、なんとも言えない新鮮なものを感じました。たしかに既成概念にとらわれない、自由奔放に見える物語でしたし、とにかく笑える演劇ということが、印象に残りました。

そして、満を持しての第1回定期公演が、深見東州先生58歳の誕生日である2009年3月18日に、東京のIMAホールで開催されました。はじめにピエロや大道芸人が多数出てきて、洗練された演技を見せてくれました。劇の合間にも出てきて、盛り上げていました。

演目は「ある沼の伝説」「蝿」「広辞林」「黄金伝説清拭篇」。ラストがミュージカル風の「バッタに抱かれて」という5つの演目でした。「ある沼の伝説」「黄金伝説清拭篇」「バッタに抱かれて」は、2008年10月に発表された戸渡阿見短編小説「バッタに抱かれて」のなかの作品です。他の2作は未発表の新作でした。

それまでに見た作品の多くは、言葉遊びの笑いが主になったギャグ系が多かったのですが、この第1回定期公演では、笑い路線と、ピュアな愛情物語と半々でした。愛情物語といっても、人間同士のラブではありません。人間の女性と巨大な雄のバッタ、あるいは人間の男性と美しい樹木との恋なのです。とてもシュールな世界で、そこが普通の作家にはない、新鮮なところでしょう。その後もその路線は続きますが、誰も真似ができない分野のようですね。人間じゃないものの気持ちもわかる、深見先生ならではの作品なのでしょう。

それから、第1回以降、今日まで名物になるのが、戸渡阿見(深見東州)団長による幕間パントマイムです。これは、深見東州先生のギャグのビデオで見たものを、さらに発展させたものでした。この年は東京公演の後に、大阪公演があり、そこでは別な種類のパントマイムをされていたと聞きました。

 

明るすぎる劇団東州定期公演2010

 

第2回定期公演は、2010年4月に浅草公会堂で開催されました。1000人のホールで、2日間の開催でした。前評判のせいか、チケットが早く売り切れ、知り合いのワールドメイト会員が行けなかったと残念がっていたのを思い出します。そして入場のときに、派手にペインティングした、コスプレ集団に出迎えを受けたのも、このときからでした。

幕間パントマイムでは、深見東州先生がチャップリンの格好で、はじめて登場されました。その仕草も雰囲気もチャップリンにそっくりなので、出られただけで会場から笑いがもれます。そして手品などを披露され、よくこんな芸を身につけられてるなと感心したものです。そしてカメレオンとか、樹木とか、例によって人間ではないものの声帯模写ならぬ生態模写に、会場は大きな笑いに包まれました。

劇団の演目は、「風の子」「カフカ」「地面」「白熊」の4つが上演されました。「風の子」「カフカ」「白熊」は、2作目の短編小説集「バッタに抱かれて」の収録作品を原作とします。「地面」だけは未発表の新作でした。

この第2回定期公演は、一緒に行ったワールドメイト会員も言っていましたが、第1回定期公演からとても進化してました。タップダンスを取り入れたダンスも、このときからだったと思います。「カフカ」では狸ダンサーズが登場し、そこに狐と狸が出てたので、特に印象に残りました。

それから、本来深見先生の原作には、物語の中に隠れたメッセージが入っています。それを、上手に表現していると思いました。「白熊」では、地球温暖化へ対する警鐘のメッセージにもなっていたようです。劇団の演出も演技もドンドン進化しているのを感じました。しかし今回も、人間は主役ではなく、動物たちや地面や風などの自然が活躍する、とてもシュールな戸渡阿見ワールドなのでした。

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